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カーポートをガレージ化することは可能?注意点などを詳しく解説!

最初はカーポートで事足りると思って設置したのに、いろいろな事情で後からガレージ化したくなる方は少なくありません。

ここでは、カーポートとガレージの各特徴を解説した上で、カーポートをガレージ化するときの注意点を紹介します。

「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しないように、しっかり読んでぜひ参考にしてください。

カーポートをガレージ化することは可能?注意点などを詳しく解説!

カーポートの特徴

カーポートもガレージも車をとめる場所ということで共通していますが、カーポートはアルミや金属製などの柱と屋根だけで構成されている駐車場のことです。

カーポートのメリット

カーポートは柱と屋根だけの簡易な造りであるため、短期間で施工できる点が大きなメリットです。

造りが簡易であることから、面倒な手間もかからなくて、多くの材料も必要としないため、低コストで設置できることも魅力です。

カーポートには壁やシャッターもないためオープンで周囲の見通しが良いです。

そのため、車の出入りの際に通行人や他の車両に追突するような危険性も低く、排気ガスなどの匂いがこもりにくいなどのメリットもあります。

カーポートのデメリット

カーポートはオープンであることから、防犯性が低い点がデメリットです。

夜間などの人目がないときに車上荒らしにあうなど、車の盗難被害の可能性をどうしても高めてしまいます。

カーポートは屋根がついているので雨や雪などから車を守ることはできますが、風が強い日などは横殴りの雨雪が直接車体に当たり、鳥の糞やゴミや排気ガスなどもまともに入り込むため、車体が汚れてしまう点もデメリットとして挙げられます。

他にはガレージと比べるとどうしても造りが簡易であることから、安っぽいイメージをもたれやすくなるといったデメリットもあります。

ガレージの特徴

ガレージは、柱と屋根の他にも壁が備わっていて、車をしっかり守れるような造りになっています。

シャッターを閉めれば大切な愛車を外部から完全に見えなくすることもできる密閉性の高い駐車場です。

カーポートとは違い、一戸建ての住宅と一体化させているケースが多いのも大きな特徴です。

その場合は建物と外観も統一できるため、高級感を与えることもできます。

ガレージのメリット

高級感を醸し出すことできるガレージは、完全に愛車を外気から守ることができるため、天候に全く左右されない大きなメリットがあります。

シャッターに鍵を設けることにより、外部からの侵入を完全にシャットアウトできるので防犯性もかなり高いです。

広いガレージにすれば、その中で大好きな車を思う存分整備したり、人の目を気にしないで洗車したりすることもできます。

もちろん、洗車後に車を汚す心配は無用です。

ガレージのデメリット

造りが頑丈であることから、カーポートに比べて施工費がかなり高くなる傾向があります。

シャッターだけでカーポートを購入できるようなことも当たり前のように起きます。

カーポートに比べてどうしても視野性が悪くなるので、車の駐車が苦手な人には窮屈に感じてしまうこともあり、壁に車をぶつけてしまう危険性もあります。
壁で囲まれているため、排気ガスや匂いがこもりやすくなる点もデメリットの一つです。

カーポートからガレージ化するときの注意点

カーポートをDIYでガレージ化することは難しいですが、業者に依頼すればカーポートをそのまま活かしてガレージにリフォームすることは可能です。
カーポートをガレージ化するためには、外壁を増設するために新しく柱を設けたり、壁面を屋根に接続したりすることになります。

固定資産税がかかる

カーポートとは違って、ガレージは3方が壁面で覆われているため、建築物としてみなされ固定資産税がかかってしまいます。

ちなみに、シャッターはあってもなくても関係ありません。

固定資産税の課税対象になるのは、「屋根があり、3方が壁に覆われている物」「コンクリート基礎等で、地面に固定されている物」「居住、作業、貯蔵等に利用することができる状態である物」の3つを満たしている物です。

カーポートはこの3つを満たさないため、課税対象にはなりません。

確認・申請する必要がある

カーポートからガレージにリフォームすると、建築物として捉えられるために必ず市区町村の建築指導課に確認・申請しなくてはいけません。

中には無断でガレージ化している方もいるようですが、通報などによって改善指導をされる可能性は十分にあるので、絶対にやめてください。

防水工事に気を付ける

建築物として、強度などにも当然注意しなくてはいけませんが、元々カーポートは屋根部分だけの雨避けとして設計されている物なので、壁で囲うためには防水機能には特に気を付けなくてはいけません。

そうでなければ簡単に雨漏りを起こして、せっかくガレージにした意味がなくなってしまいます。

まとめ

カーポートにもガレージにもそれぞれメリット・デメリットがあります。

簡易な造りのカーポートから三方を壁に囲まれたガレージにすることは可能ですが、そのためにはそれなりの費用がかかります。

そして、防水機能などいろいろな点に配慮して、しっかり施工を行わなくてはいけません。

ガレージ化する場合は建築物と捉えられるため確認申請をする必要があり、固定資産税の対象にもなってしまうので、その点も十分に理解しておきましょう。

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