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ガーデンルームって何?メリットや気になる費用相場などを解説
自宅にガーデンルームを増設したいと考えている方のために、気になる施工費用やメリット・デメリットなどを詳しく調べて解説します。
ガーデンルームを増設する場合の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ガーデンルームとは
ガーデンルームとは、その名の通りに自宅の庭の一部を利用した部屋のことで、「庭の中の小さな別荘」とも呼ばれています。
「サンルームと何が違うの?」と疑問を持つ方も多いようですが、ガーデンルームは基本的にリビングの延長線上に設けられるのに対して、サンルームは洗濯物の物干しスペースとしてベランダに設置されるケースが多くなっています。
ガーデンルームの設計方法はさまざまですが、折戸パネルなどを用いて、天気の良い日には開放してリビングとつながるテラスにしたり、天候が悪い日などには、締め切ってリビングの一部にしたりして使い分けすることができます。
もちろん、太陽光をたくさん取り入れるようにして、サンルームとしても代用することも可能です。
ガーデンルームのメリット・デメリット
ガーデンルームを自宅に設置する場合のメリットとデメリットを紹介します。
施工前に認識しておくことで、後悔や失敗を防ぐことができますよ。
ガーデンルームのメリット
リビングの延長線上としてガーデンルームを増設することにより、より広い空間を得られるメリットがあります。
テラスとして開放すれば、庭に直接出ることができ、バーベキューを楽しむときなどはキッチンから食材などを直接運べるのも大きな利点です。
ガーデンルームを開放型にした場合は、どうしても断熱性や気密性に支障が出てしまいますが、固定式の外壁を選択することもできます。
設計を自由にできる点もメリットと言えます。
開放型にしなくても、天井を高くしたりガラス張りにしたりすることにより、十分な解放感を得ることは可能です。
ガーデンルームのデメリット
開放型にした場合、断熱性や気密性が劣ることの他にも、壁を取り壊すなどの大掛かりな工事がどうしても必要です。
そのため、ある程度の施工費がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。
次項でガーデンルームを増設する場合の費用について紹介します。
ガーデンルームを増設する際の費用
既存の住宅にガーデンルームを増設する場合は、当然ながら設計方法や大きさなどによって施工費用には大きな開きがありますが、費用相場はおよそ60万円となっています。
ガーデンルームにはエクステリアメーカーやサッシメーカーなどが販売している既製品も用意されていて、壁がないタイプなら30万円程度から、窓や外壁で覆われているタイプでも約40万円程度から購入できるようになっています。
既製品のガーデンルームは、主に3方を壁で仕切ったルームタイプと、サイドに壁や窓がないサイドスルータイプの2種類。
面積が広い場合や、天井部分にオプションでサンシェードを取り付ける場合、数百万円になることもあります。
また、増設する場所などによっては基礎工事が必要になることもあり、建物の形状などによっては既製品を用いても追加工事にかなりの費用がかかることもあります。
ガーデンルームを増設するときの注意点
ガーデンルームを増設するときには、以下のようないろいろな点に注意しなくてはいけません。
信頼できる業者選びをしよう
ガーデンルームを開放型にすることにより、断熱性や気密性が劣ることは説明しましたが、施工の際には雨漏りが起きないように十分な注意が必要です。
また、家を建築したもらった業者にガーデンルーム工事を依頼しない場合は、住宅の瑕疵担保保証が受けられなくなる可能性があります。
万一の場合の補償が受けられることを確認し、信頼できる業者を選択してください。
日当たりのシミュレーションをしよう
せっかくガーデンルームを増設しても、設置場所によっては期待していたような効果が得られないこともあります。
まったく日が当たらない、逆に日当たりが良すぎて暑いといったトラブルがないように、施工の前にシミュレーションをしっかり行う必要があります。
固定資産税の課税対象になる
ガーデンルームを増設すると、建物の延べ床面積が増加するため、固定資産税の課税対象になります。
ガーデンルームの広さによって評価額は変わってきますが、3畳ほどの一般的なものなら年間で1万円程度が目安の金額です。
不動産の登記内容の修正が必要になる
ガーデンルームを増設すると、建物の延床面積が変化するため、不動産の登記内容の修正が必要になります。
この手続きを行うことは素人では複雑で難しいため、工事を依頼する会社や土地家屋調査士などに代行してもらいましょう。
建築確認申請が必要になる
ガーデンルームが10平方メートルを超えるときには、建物が建築基準法等の法律に違反していないか調査する建築確認申請が必要になります。
建築確認申請が必要な場合には、役所への申請費用が約3万円かかり、その他資料の用意や手続きの代行を依頼する場合は約5万円が必要となります。
他にも、増築後に行政の見回りや航空写真等のチェックなどにより、登記の修正を求められるケースもありますので、注意しましょう。
ガーデンルームの設置を希望される場合は、豊富な知識を持つプロにご相談ください。